case "komachi"
「komachi」は、学びをもっと自由にするためのアプリケーションターミナルです。教室という物理的空間が先生と生徒を結びつけ、その教室で交わされる「連絡」が生徒と授業を結びつけているという考え方から、先生と生徒の間で情報交換を可能にする新たなツールとして開発されました。
komachiの開発コンセプトは、「足していくより、引いていく」です。これは、教育の現場で必要な情報のやり取りを効率化し、負担を軽減するためのアプローチを示しています。そのために、昔から学校で使われている「時間割表」を活用し、先生と生徒のコンタクトツールとして機能します。
komachiは、新型コロナウイルスによる学校閉鎖の影響を受け、生徒にうまく情報が届かないという問題を解決するために開発されました。オンライン授業のURLやパスワード、配布資料などがバラバラに送られてくるという問題を解決するため、時間割表を通じて連絡をやり取りすることで、生徒の負担を大幅に減らすことができます。
komachiの主な機能は以下の通りです:
- 時間割機能:生徒視点と先生視点の時間割表を提供し、各「コマ」で伝えたい情報を書き込むことができます。また、宿題の提出や出欠確認も可能です。
- 連絡帳(生活ノート)機能:1つのクラスの先生と1人の生徒とで交わされる連絡帳を用意しています。生徒からの連絡に対して自動的にフセンが付き、返信することでフセンが外れます。
- その他の機能:グループ分けが可能で、先生・生徒それぞれにタグ付けをすることで、同一コマ上の授業分岐や、クラス・部活動・委員会等のグループ分けができます。また、タグ機能に「期限」を持たせることで「タグ外し」の手間を省きながら、履修科目等の履歴を残す仕組みを持っています。
komachiは、学びをもっと自由にするための新たなツールとして、教育の現場での情報交換を効率化し、先生と生徒の間のコミュニケーションを円滑にすることを目指しています。