大学シラバスの入力チェックサービス「Syllabus Check」 ― 株式会社ジオグリフ様

大学シラバスの入力チェックサービス「Syllabus Check」 ― 株式会社ジオグリフ様

事業・サービスカテゴリ: 大学向けシラバス入力チェックサービス(AI/自然言語処理) 開発期間: 2022年11月〜2023年7月 概要 株式会社ジオグリフ様の「Syllabus Check」を開発しました。 大学の講師が登録するシラバス(授業計画)の記載内容が、文部科学省や各大学の規約に沿った内容になっているかを、AIが自動でチェックするサービスです。 生成AI(GPT)が広く普及する以前から、機械学習やルールベースの技術を組み合わせ、シラバス入力の品質向上を支援する仕組みとして開発しました。

公開日
2026/07/28

課題(Before)

大学では、講師ごとにシラバスの入力内容や記載精度にばらつきが出やすいという課題がありました。
また、シラバスの作成にあたっては、文部科学省の規約や各大学の規約など、確認すべきルールが複数存在します。
それらをすべて人の目で確認するには大きな負担があり、規約に沿った記載内容を安定して担保する仕組みが求められていました。

私たちがご提供した解決策

シラバスの記載内容が各種規約に沿っているかを、AIが自動で判定する仕組みを構築しました。
登録された文章をシステムが解析し、定められたルールに沿った内容になっているかをチェックできるようにしました。
これにより、従来は人の手で行っていた確認作業を支援し、講師ごとの入力内容のばらつきを抑えられる仕組みを実現しました。
また、機械学習とルールベースの判定を組み合わせることで、当時の技術環境の中で実用的に運用できるチェックサービスとして形にしました。

成果(After)

実証において、シラバスのデータ入力精度の向上が確認されました。
また、生成AIが広く普及する以前の段階で、自然言語処理や機械学習を活用した入力チェックサービスを実用化した取り組みとして、先進的なAI活用事例となりました。

こだわり ― 私たちの技術力と姿勢

本プロジェクトでは、現在のように大規模言語モデルを手軽に活用できる環境が整う前から、自然言語処理や機械学習の技術を実サービスへ応用することに取り組みました。
形態素解析やWord2Vecなどの技術を活用し、シラバスの文章を解析しながら、規約に沿った内容かどうかを判定する仕組みを構築しました。
単に文章をチェックするだけでなく、大学ごとのルールや運用に合わせて、実際の業務で使える形に落とし込むことを重視しました。
技術そのものを前面に出すのではなく、入力品質の向上や確認作業の負担軽減につながる仕組みとして設計する。
研究領域の知見を、実際に使えるWebサービスとして形にしたプロジェクトです。