物件仲介AIシステム「マチワン」― 株式会社DIO・ONE様

事業・サービスカテゴリ: 不動産管理システム/物件仲介AIシステム 開発期間: 2025年1月〜2025年10月 概要 株式会社DIO・ONE様の物件仲介AIシステム「マチワン」を開発しました。 事業用不動産の仲介に特化したシステムです。担当者ごとに散らばっていた物件情報を一元管理したうえで、買い手が求める条件とAIが照らし合わせ、条件に合う物件を提案します。 商談中の会話を音声入力して候補物件をリアルタイムで検出する機能や、物件概要書・提案メールの自動作成にも対応しています。
- 公開日
課題(Before)
事業用不動産の仲介では、扱う物件が増えるほど情報の管理が複雑になります。 株式会社DIO・ONE様でも、物件情報が担当者ごとに分かれて管理されており、「この物件を誰に紹介すればよいのか」が個人の経験や記憶に頼る状態になっていました。 その結果、条件が合うはずの物件が提案されないまま眠ってしまいます。提案漏れと、そこから生まれる機会損失が課題でした。 加えて、お客様の要望に沿った物件提案を、よりスピーディーに行いたいというニーズがありました。
私たちがご提供した解決策
-
物件情報を一元管理する まず、散らばっていた物件情報を一か所に集約し、誰でもすぐに検索して提案できる状態をつくりました。全員が同じ情報を見られるようになること。これが、その先のすべての機能の土台になります。
-
AIがマッチングし、提案漏れをなくす 売り手側の不動産情報と、買い手側の「どのような物件を探しているか」という要望を整理し、AIが双方を照らし合わせて条件に合う物件を提案します。 担当者が把握しきれていなかった物件もシステム側から候補に挙がるため、これまで眠っていた物件にも提案の機会が生まれます。提案漏れがなくなることは、現場にとって大きな変化です。
-
商談中に、その場で候補を出す 商談中の会話を音声入力し、その内容から関連する物件をリアルタイムで検出します。商談を進めながら、その場で候補物件を確認できる体験を実現しました。
-
提案書と提案メールの作成まで 商談の内容は自動で記録され、物件概要書や提案メールの作成まで行えます。商談が終わってすぐに提案へ移れるため、ご提案までの時間を短くできます。
成果(After)
開発したサービスは「マチワン」としてリリースされ、事業としての可能性を評価いただき、レベニューシェア型の案件へと発展しました。 現在は株式会社DIO・ONE様のサービスとして、事業用不動産の仲介に携わる企業へ提供されています。 AIの精度については今後さらに改善していく余地がありますが、継続的に磨き込むことで、より価値のある提案支援サービスとして成長させていける基盤を構築しました。
こだわり ― 私たちの技術力と姿勢
本プロジェクトでは、限られた開発期間の中で、AIマッチングや音声入力を活用したリアルタイム検出など、難易度の高い機能を形にする必要がありました。 そのため、従来の開発手法だけにとらわれず、AIエージェントを活用した開発体制を取り入れ、効率と品質の両立を図りました。 DevinやClaude Codeなどの開発支援ツールを活用しながら、並列での開発推進やコード品質の向上に取り組みました。 単に新しい技術を使うことを目的にするのではなく、限られた条件の中でサービスとして必要な価値を届けるために、最適な手段を選択することを重視しました。 難易度の高い要件に対しても、実現方法を柔軟に見直しながら前に進む。そうした技術選定力と実行力が表れたプロジェクトです。